一般社団法人 グローバルサウスと絵本とサイエンスの会

Association on Global South, Ehon(Picture book) and Science

絵本の力を南北地球に、科学する目を宇宙と地球に

Newsletter 第7号

1.第3回茶話会へのお誘い 

■1 ゲストスピーカー 道田豊先生 素顔横顔

  (ユネスコ海洋学委員会での写真(2025年) 中央が道田先生)

道田豊先生は、本来、地球物理学を専攻された学究肌のお人柄です。そんな先生が、一体いつ頃から、“絵本”に関心を持ち、“絵本”とかかわられるようになったのでしょうか。

地球物理学というのは、地球の内部や表面や、宇宙空間を研究対象に、地球や惑星で起こる多様な自然現象の仕組みやシステム及びそのダイナミクスを探求する学問です。無理やり私たちの生活に引き付けて、簡単に言ってしまえば、自然災害や環境変動にかかる研究をし、かつ予測にも貢献する学問だそうです。

道田先生ご自身は、東京大学の大学院を卒業後、海上保安庁水路部に入庁され、以来、広い地球物理学の対象範囲の中でも、地球の大部分の表層たる”海“をテーマに研究されています。博士号は、黒潮の流れの構造や海の上を吹く風が海の流れに及ぼす影響に関する研究だそうです。

道田先生は、海上保安庁の仕事の後、東京大学に戻られ、以来、東大の海洋研究所(現在の大気海洋研究所)で研究活動に勤しまれ、学問の性質上、国際的なネットワークの中でフル活動されています。そして、2011年にユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の政府間海洋学委員会の副議長になられました。この政府間海洋学委員会というのは、海洋、沿岸及び海洋資源の管理を向上させるため、国際協力によって、海洋や海上に関する知識や理解をすすめるための科学的調査をする国際機関です。津波の早期警戒システムも、この委員会の基礎的な調査研究と国際連携なくしては実現しません。そういう意味で、正に国連の「持続可能な開発のための海洋科学の10年」を主導する機関です。

2023年、道田先生はこの委員会の議長に日本人として初めて選出され、現在2期目の議長を務められています。

このように紹介すると、読者の皆さんは、道田先生は、海上・海洋にかかるビッグデータを相手に、難しい数式を駆使する超まじめな学者先生を思い浮かべることでしょう。しかし、道田先生の研究活動の大きな特徴は、日常の身近なところにこそ地球環境を紐解くカギがあるとの信念に基づいて、かつその為には、老若男女を問わず市井の人々と連携して観測と観察をし、地球への思いを共有することが不可欠との考えから、多様な民間グループの活動や啓発に時間を惜しんで、かかわっておられるところにあります。

その最たる活動の一つが「漂着物学会」というユニークな学会での活動でしょう。「漂着物学会」とは、海岸に流れ着く多様な「漂着物」に関心を持つ人々(研究者とは限らない、子どもを含め趣味で海岸を歩く人々)が拾った漂着物から、海と人間社会のつながりを考察研究する民間学術団体です。『どんぶらこ』という名の機関誌を出しています。そんな、道田豊先生は、次は”絵本“の力に注目されて、私たちの活動を応援してくれています。さて、来る2月28日「GS-Ehon第3回茶話会」で、先生は、どんな、顔を見せてくれて、私たちにどんな新しい視野を拡げてくれるのでしょうか。とても楽しみです。

皆様、是非、茶話会へご参加を!!

道田先生が2023年11月に高知県黒潮町の砂浜美術館で受けられたインタビュー動画はこちら(文責 森茜)

■2 トークパートナーから一言

● 井上みほ子さん

児童書出版社 ㈱ 瑞雲舎代表。「本のある人生は楽しい」と思って生きています。年に1冊の読み物と、3冊の絵本を出版。編集した書籍に『Lifeライフ』『Love Letter ~私への手紙~』(くすのきしげのり/松本春野)、『しあわせになあれ』(弓削田健介/松成真理子)などの絵本や、『すべての愛しきライフへ』(くすのきしげのり)などがあります。

● 祓川摩有さん

聖徳大学教育学部児童学科教授。博士(学術)。管理栄養士。

専門は、子どもの食育・食生活。学生とともに食育絵本の制作にも取り組んでいます。幼少期はインドネシアで暮らし、一時帰国時や、インドネシア現地の日本文化センター等で、日本の絵本を読んでもらうことが楽しみでした。私生活では、1歳の娘の子育てに奮闘する日々。本好きに育つことが密かな願いです。

● 横田英彦さん

武道愛好家です。南流山市の南流山地域図書館で司書・館長をしています。小学生6年の時に合気道に出会ったのが、武道愛好家になる始まりです。現在合気道5段、居合道六段錬士です。武道は研究です。本を読む力とそれを体現させる身体能力がないと身につきません。「絵」はビジュアルで脳に直接働きかけが出来るので、非常に有効な手段だと感じます。茶話会では、私の大好きな作家「くすのきしげのり」さんのお話をしたいと考えています。お話と、絵が直接ハートに響いてくる魂が覚醒する本だと考えています。

第3回茶話会、参加申込みはこちらから↓↓↓

申し込みフォーム:https://forms.gle/tTbY9BhXpEy8pi1NA

2.会員活動一行ニュース 

会員によるグローバルサウスと絵本とサイエンスに関する活動を紹介しています

●理事長 森 茜が 絵本図書館ネットワーク主催の「文庫で絵本 ネットワーク」(2025年11月24日 @神戸市)でコーディネイターを務めました。
●専務理事 片山ふみが 絵本図書館ネットワーク主催の「子ども読書活動に関するシンポジウム」(2025年12月20日 @東京)でシンポジストを務めました。

●会員札幌アライアンス 武井昭也が 幼稚園の研修で絵本の話をしました(2026年1月16日 @室蘭)
●専務理事 片山ふみが 熊本県立図書館で講演しました「児童資料の選書に対する議論と子どもたちの読書環境」(2026年2月2日 @熊本市

●会員事務局総務担当 杉本真理子が 藤沢市福祉講演会で講演します「大人になって出会う絵本の魅力」(2026年2月7日 @藤沢市

●専務理事 片山ふみが 桶川市図書館で小学生向けのワークショップを行います OKEGAWA hon プラス+ イベントスペース「その一冊、だれかに話してみない?~本がつなぐ、わたしときみの時間~」(2026年3月1日 @桶川市

[webサイト]https://gs-ehon.org/web/

[代表者] 森 茜 (もり あかね)

[事務所] 東京都狛江市岩戸南2-13-13

[問い合わせ先]globalsouth.ehon [at] gmail.com

※メールを送る際は[at]を@に変えて宛先のアドレスとしてください。


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