一般社団法人 グローバルサウスと絵本とサイエンスの会

Association on Global South, Ehon(Picture book) and Science

絵本の力を南北地球に、科学する目を宇宙と地球に

Newsletter 第3号

1.第2回茶話会  「ガーナと絵本とわたし」 
浅井和子さんを囲んで 白熱の茶話会となりました

2025年9月21日(日)13時から、浅井和子元ガーナ駐在全権大使・弁護士 浅井和子元ガーナ駐在全権大使(弁護士 元駐ガーナ兼シエラリオネ兼リベリア特命全権大使)  を囲んで、第2回茶話会を開催しました。会場は江戸の名勝後楽園の涵徳亭。和風の広い透明ガラス窓の向こうに新緑が風に揺れ、ひととき、猛暑を忘れさせてくれました。

茶話会のタイトルテーマは「絵本とガーナとわたし」。
浅井先生のガーナ大使時代の思い出話からスタート。ガーナの人々の温和な性格やのんびりとした現地の生活ぶりが、先生の飾らない率直な話しぶりから紹介され、30名を超す参加者たちは、瞬く間に、一挙に、ガーナのお国柄とそこに住む人々に親しみを感じ始めました。

しかし、浅井先生がガーナと並行して務められていたシエラレオネやリベリア、また仕事で訪問された隣国の話が紹介されると、内戦の絶えない地で生きる人々がいかに必死に生きているかという状況や、国境一つ超えるとまったく様相を異にするアフリカの多様性に触れ、アフリカの国々への関心を一挙に高めさせてくれました。

浅井先生が、大使退任直後から始められ、今でも続けておられる「ガーナ高校生よさこい日本研修旅行」の写真や動画から、浅井先生がガーナとの交流をどれほど大切にされているかが伝わり、「2050年には世界の人口の半分がアフリカなどグローバルサウスの国々が占める。その時に、世界が互いに理解しあえるリーダーとなる人たちを育てたいとの、熱い思いが伝わるトークでした。

茶話会後半の先生を囲む参加者とのトークでは、ガーナの小学校で、絵本の読み聞かせをしたり、ソロバンを教えている國分敏子さんの活動ぶりや、ガーナで旅行会社を経営する栃木加代子さんの事務所の様子が動画で紹介され、ガーナが身の近くになりました。たくさんの参加者から活発な発言があり、白熱の茶話会となりました。 

当日参加者の感想は次の通り。

● 榎本陽子 貴重なお話をお伺いでき、大変有り難く思います。現場からの生の情報で、アフリカ、ガーナのイメージが変わりました。お疲れ様でした。ありがとうございました。平和は他者理解から、ということがよく分かりました。ガーナなどアフリカ諸国の公共図書館や書店、読書習慣についてお聞きしたかったです。

●  後藤 浩平歯に衣着せぬ本音ベースのお話しが良かったです。懇親会もあわせて様々な分野の方と交流できて良かったです。 アフリカ以外の貧困地域にも関心があります。

● 郡山員幸 ガーナのことがよくわかり、大変楽しい会でした。

● 奥山楽良 植民地で、支配される国によって、言語、文化、人権が守られないことが、その後の国の発展を変え、現代にも影響を与えてしまうお話しが、ガーナとお隣のコートジボワールの対比でされているのが印象的でした。ガーナでは、村ごとの温かい助け合いがあり、シエラレオネでは(比較する時代が違うかもしれませんが)、内戦直後の人々の目が動物のようであったお話しを聞いていて、切ない気持ちになりました。現実には難しいこととは思いましたが、シエラレオネの戦闘により親からの愛情がなく育った方々にも、言語が伝わらなくても、共有できる絵本が届く道があると良いなと思いました。1冊の絵本が人生を変えることもあると思っています。 懇親会では、素敵な方々とお会いできる機会となり、嬉しかったです。

ガーナに関わる絵本トークを行いました。

交流会では、GS-Ehon会員の絵本専門士による「絵本トーク」も行いました。題して「ガーナと絵本」。ガーナに関する絵本は殆どないのではないかとの当初予想を覆して、ガーナを紹介した絵本、ガーナで出版された絵本の日本語版、 ガーナに伝わる話に材を取った絵本、チョコレートの秘密を紹介した絵本、などが見つかったそうです。そのうち6冊の絵本が会場で展示されるとともに、絵本の内容とその背景が紹介され、参加者の関心を高めました。
当日配布されたブックリストはこちら。



2 第3回茶話会  来年2月28日(土)午後 開催決まる
 テーマは「海と絵本とわたし」です

第3回茶話会の開催日が2026年2月28日(土)午後に決まりました。
第3回茶話会は、ゲストスピーカーに海洋学の泰斗 道田 豊先生をお迎えします。

道田豊先生は、現在、東京大学総長大使(海洋学の十年担当)・東京大学大気海洋学研究所教授・ユネスコ政府間海洋学委員会の議長をされています。また、漂着物学会会長を務められ、海岸漂着物から、世界の海と大気と地球や私たちの生活をめぐる科学の目を子どもたちに啓発するとともに、民間の人々と専門研究者が協働して科学することの大切さにも意を注いでおられています。
テーマタイトルは「海と絵本とわたし」です。

GS-Ehonでは、今回の茶話会で初めてWeb参加方式を導入します。地方の会員の皆様、お待たせしました。どうぞ、楽しみにしていてください。
詳細が決まり次第、参加方法をお知らせします。


[webサイト]https://gs-ehon.org/web/

[代表者] 森 茜 (もり あかね)[事務所] 東京都狛江市岩戸南2-13-13

[問い合わせ先]globalsouth.ehon [at] gmail.com

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